断熱材には従来の住宅に使用されるのが多かったグラスウールを初め、セルロースファイバーや吹付型ウレタンフォームなど、素材や形状など様々なものがあります。
予算やどの箇所に施工するかによって断熱材の選択は異なります。
| ばら状 | フェルト状 | ボード状 | 透湿抵抗 | 発砲 | ||
| 繊維類 断熱材 | グラスウール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | セルロースファイバー | 〇 | 〇 | 〇 | ロックウール | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | インシュレーションファイバー | 〇 | 〇 | 〇 |
| プラスチック類 断熱材 | ウレタンフォーム(発砲含む) | 〇 | △ | 〇 | ポリエチレンフォーム | 〇 | 押出法ポリスチレンフォーム | 〇 | ビーズ法ポリスチレンフォーム | 〇 | フェノールフォーム | 〇 |
※ △ ウレタンフォーム(発砲含む)はJISA9526(建築物断熱用吹付硬質ウレタンフォーム)A種3に該当するもの。
セルロースファイバー・ウレタンフォーム(発砲含む)は当社が主に取り扱っている断熱材となります。その他の断熱材に関しては計画段階でご相談が可能です。
断熱の対象となる箇所は居間・寝室・廊下・トイレ・浴室などになります。断熱を施す天井・屋根・外壁・床などの部位を断熱対象位または熱的境界と呼びます。
室内側と室外側の温度高低差により水蒸気が発生し結露になる恐れがあります。特に結露は断熱材の外側部分に発生しやすくなるため、断熱層の室内側には防湿層を設置し断熱層に室内の水蒸気が入りにくいようにします。さらに、断熱層の外側には透湿性を高くして、通気層を設けることで室外へ水蒸気を通しやすくします。
| 性能 | 内容 | 断熱層 | 通気層 | 気密層 | 防湿層 | 防風層 | 気流止め |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 気密 | 屋外と室内の隙間を無くすため、気密層を連続する。 | ○ | ○ | ||||
| 断熱 | 断熱層内に気流を発生させないため、気流止めをする。 | ○ | 断熱欠損を発生させないために、適切な厚さの断熱層を連続する。 | ○ | 通気層からの外気の侵入を防ぐため、防風層を作る。 | ○ | |
| 防露 | 断熱層内への湿気の侵入を防ぐため、防湿層を連続する。 | ○ | ○ | 万が一侵入してしまった湿気を逃すため、通気層を作る。 | ○ | 内部結露を発生させないため、適切な断面構成にする。 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
断熱材の厚さ及び施工状態によって断熱性能は変わります。 断熱材は適切な施工が必要です。断熱材と柱などの部材間や断熱材同士間にすき間を生じさせると、本来の性能が十分に発揮出来なくなります。また、必要以上に詰め込み過ぎた場合は、断熱材の形状を変えてしまう原因に繋がり、断熱材本来の性能を損ねてしまう可能性があります。従って断熱材施工は断熱する箇所に対し、均一になるように施工しなければいけません。
| 施工状態 | ![]() | 適切な施工が出来ている状態 |
|---|---|---|
![]() | 断熱材の寸法が足りず、柱と断熱材との間にすき間が生じた状態 | |
![]() | 断熱材の寸法が大きく、必要以上に押し込んだ状態 | |
![]() | 断熱材の寸法が大きく、両端から押し込んだ状態 |